不動産売却 2022年8月9日

倉敷にある築30年の家は資産価値がない？スムーズに売却する方法をプロが回答します！

こんにちは！

岡山県倉敷市で不動産売買を行っているネクストライフの広報です＾０＾

築30年ほどの古い家をお持ちの方のなかには、売却が難しくお悩みの方もいらっしゃると思います。
しかし古い不動産も、工夫次第でスムーズな売却が可能です。

そこで今回は岡山県倉敷市を中心に不動産売却をご検討中の方に向けて、築30年程度の家を売る方法をご紹介いたします。

築30年の家は価値がなくなり売却するのが難しい

家屋には「耐用年数」という概念があります。

これは、建物やその他の減価償却資産が使用されることができる推定される期間を指します。特に、住宅の場合、耐用年数はその建物が経年劣化などにより、安全かつ適切に使用できる期間を意味します。

日本においては、建物の種類によって耐用年数が異なり、木造住宅の耐用年数は約22年と定められています。これは、法律や税制において、建物の価値がどのように減少していくかを計算する基準として用いられます。

築20年を超える住宅では、建物自体の価値が大幅に減少し、ほぼゼロに等しいと見なされることがあります。これは、時間の経過と共に建物が受ける劣化や損傷が著しいため、建物の経済的価値がほとんどなくなるためです。しかし、この「価値がほぼゼロ」というのは、建物の価値に関する話であり、土地の価値はこの限りではありません。

そのため、築年数が20年を超える住宅を評価する際には、建物ではなく土地の価値が主に考慮されます。土地の価値は、立地条件や市場の需要などによって左右され、建物の耐用年数とは独立しています。

このように、住宅を含む不動産を考える際には、建物の耐用年数と土地の価値という二つの要素を理解しておくことが重要です。倉敷で購入をお考えの土地の価値は長期間にわたって安定しているか？あるいは上昇する可能性があるため、築年数が古い住宅でも、土地が価値のある倉敷エリアに位置していれば、不動産としての総価値は依然として高いと言えます。。

また、築30年程度の家は、現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。

これは、日本の耐震基準が1981年5月31日に大きく改正されたためです。その改正前に建てられた家は「旧耐震基準」に基づいて建設されており、時間が経過するにつれて、現在の耐震基準に照らし合わせると安全性が不十分であることがわかります。現在の基準は、より厳しい地震時の建物の揺れに耐えることを目的としています。

加えて、築年数が30年程度の家は、地震や土砂崩れなどの自然災害によって、土地の境界線が変動している可能性があります。時間とともに自然や人為的な要因によって、元々の境界線が不明瞭になる場合があります。境界線がはっきりしないと、隣接する土地所有者間でのトラブルの原因になり得ます。たとえば、建築や改築を計画する際に、どの土地が自分のものであるかについて意見が分かれる可能性があります。

このような状況を防ぐためには、土地家屋調査士による調査を依頼することが推奨されます。土地家屋調査士は、専門的な測量技術を用いて正確な土地の境界を特定し、必要な場合には境界線を正式に登録することができます。これにより、将来的なトラブルを回避し、土地の利用や建築計画を進める際の基盤となります。

要するに、築30年の家は耐震性の問題や境界線の不明瞭さが起こり得るため、安全性の確認や土地の正確な境界線の特定が重要になります。これらの問題に対処することで、家の安全性を高め、土地利用に関する問題を未然に防ぐことができます。

築30年でも売却しやすい条件とは？

築30年程度の家でも、下記のような条件を満たしている場合は売却しやすいでしょう。

売却しやすいマンションの条件

倉敷駅周辺は、その便利な立地と魅力的な街並みで、多くの人々にとって魅力的な住まいの場所となっています。このエリアの人気は、マンションの市場においても明確に反映されており、特に施工会社の評判が良い物件は、築年数に関わらず非常に売れやすい傾向にあります。評判の良い施工会社が手がけたマンションは、建築時の品質が高く、デザインが優れているため、長年にわたってその価値を保ちやすいとされています。

倉敷駅周辺のマンションでは、築年数が古くなると、大規模修繕の必要性が高まります。大規模修繕とは、建物の長期的な維持管理を目的として行われる修繕工事のことで、外壁や屋根の塗り替え、共有部分のリニューアル、設備の更新などが含まれます。これらの工事は、マンションの外観や機能を向上させ、住み心地を良くするだけでなく、建物全体の耐久性を高める効果もあります。

また、修繕直後のマンションは、見た目が新しくなり、設備が最新のものに更新されるため、資産価値が上昇しやすくなります。実際に、維持管理が行き届いているマンションは、購入希望者からの評価が高く、市場での競争力が増します。このため、定期的な修繕を行うことは、マンションの価値を長期にわたって維持し、将来的な売却時に有利に働く重要な投資と言えるでしょう。

倉敷駅周辺でマンションを選ぶ際には、施工会社の評判や建物の維持管理状況をよく調べることが大切です。また、大規模修繕の履歴や今後の修繕計画も重要な判断基準となります。購入後に快適に暮らし続けるためには、これらの点を踏まえた上で慎重に物件を選ぶことが推奨されます。

売却しやすい一戸建ての条件

一戸建て住宅においても、立地はその売買における重要な要素の一つです。倉敷駅に近く、アクセスが便利な地域や、評判の良い学校がある人気の学区エリアに位置する物件は、多くの家族にとって魅力的です。これらのエリアでは、日常の生活利便性が高く、子どもの教育環境にも良い影響を与えるため、土地自体の価値が高まり、結果として売れやすくなります。

また、近年、古い家を購入してリノベーションやDIYで自分好みにカスタマイズを楽しむ方が増えています。

このトレンドは、特に若い世代やクリエイティブな活動に興味がある人々に見られます。リノベーションを通じて、古い家に新しい命を吹き込むことで、独自性のある住空間を実現することができます。そのため、土地の形状がシンプルで建築やリノベーションがしやすい四角形の場合、特に売却しやすくなる傾向にあります。四角形の土地は設計や建築が行いやすく、有効にスペースを利用することができるため、多くのバイヤーにとって魅力的です。

さらに、倉敷の美観地区のような人気エリアでは、土地自体のロケーションが物件の魅力を大きく左右します。駅に近く、交通の利便性が高いこと、良質な教育機関へのアクセスが良いこと、商業施設や公共施設が身近にあることなどは、家を選ぶ際の重要なポイントです。

これらの条件を満たす土地は、将来性が高く見られ、不動産市場において高い需要が期待できます。